毎朝の卵習慣!卵かけご飯は究極の朝ごはん
20歳代~30歳代の男性は約30%、女性は約20%が朝食を抜いていて、2000年以降増加傾向にあります。
参考:厚生労働省国民健康・栄養調査(平成24年)・国民健康・栄養調査(平成25年)
朝食を抜く人は増加傾向にあるようですが、朝食は健康な心身を保つために不可欠なものです。実は卵かけご飯は朝食に最適なのです。
朝食で成績が上がる?業績が良くなる?
文部科学省の調査によると朝食をとる児童の方が、朝食をとらない児童よりもペーパーテストの点数が良かったとの報告があり、学力だけでなく体力テストの点数も高くなっています。朝食を食べるほうが、知力体力ともに良い成績になっています。
参考:文部科学省家庭の教育力の向上に向けた取組
なぜ朝飯を食べると成績がよくなるのか
人のカラダを作る筋肉や臓器の細胞は、炭水化物やたんぱく質、脂肪などをエネルギーとして使いますが、脳はブドウ糖(グルコース)しかエネルギーに使えません。食事でとったブドウ糖は約4時間で底をついてしまいます。ブドウ糖が足りなくなると、肝臓に貯蔵されているグリコーゲンで補います。
朝食を抜くということは、最後の食事は前日の夕食。ブドウ糖が足りず血糖値が低下して、脳の働きが鈍くなっています。
- 血糖値が低下して集中力に欠ける
- 夕食の比重が大きくなり肥満になりやすい
- 体温が上がらず意欲がわかない
- 情緒不安定になりやすい
朝食をとることで脳に必要なブドウ糖が供給され、脳が活性化して集中力や作業効率が高くなります。
朝食の味方「卵」
精白米だけではリジンとトレオニンという必須アミノ酸が不足気味です。1つのアミノ酸レベルが低いと、他のアミノ酸もそのレベルまでしか働かないという特徴があります。卵はすべての必須アミノ酸が必要量基準値を満たしているので、卵かけご飯にすることで抜群のタンパク源になります。
脳が目覚め活発に働くには、血液の十分な循環とやや高めの体温が必要。その体内環境を作り出すのが朝食です。ごはんと野菜、それに良質なたんぱく質である卵は理想的な朝食の組み合わせです。
朝はまだ消化器官が活発ではありません。卵は他のたんぱく質と比べて消化吸収に優れていて、まだしっかり目覚めていない胃や腸に優しく作用します。また体温を上げ維持するために必要なたんぱく質もしっかりと含まれています。
「卵はコレステロールが高く、食べ過ぎるとよくない」という話もありますが、厚生労働省が出している「日本人の食事摂取基準2015年度版」では、食事は、コレステロール値の上昇には関係がないことが説明され、摂取基準が削除されました。
参考記事:迷信?卵は1日1個まで?
アレンジ豊富な卵料理
卵は料理が苦手な人でも簡単に調理することができます。どんな食材とも相性が良く、和洋中いろいろな料理アレンジがしやすい優れものです。
- 生でそのまま卵かけご飯
- 目玉焼き、スクランブルエッグ
- 味噌汁やスープに
- ゆで卵
卵かけご飯で肥満対策
卵をプラスしたバランスの良い朝食は、血糖値が上がりすぎず、消化にも時間がかかります。そのために腹持ちがよく、1日の摂取エネルギーを抑えることにつながります。しかも卵のたんぱく質は脂肪になりにくいため肥満の原因にはなりません。
朝食を抜くと脂肪をため込みやすくなります。そうしてため込まれた内臓脂肪は動脈硬化を招くメタボリックシンドロームの原因となります。毎朝の卵かけご飯と、活動的な生活で生活習慣病を予防しましょう。
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