妊娠中に卵を食べると、赤ちゃんが卵アレルギーになる?
妊娠中は何かと気を使うもので、卵や小麦などのアレルギー性の物をたべると
産まれてくる赤ちゃんがアレルギーになりやすいと心配されているかたもいるようです。
本当にアレルギーになってしまうのでしょうか?
赤ちゃんが卵アレルギーになる?
卵の食べ過ぎによるアレルギーの発生率は明らかになっていませんが、
逆に妊婦さんが卵や牛乳を一切とらなかった時の事例では、
産まれてきた赤ちゃんには卵アレルギーや牛乳アレルギー、
他にもアレルギーがあったそうです。
米国小児科学会・欧州小児アレルギー学会では、
「明らかな根拠のない妊娠中の除去食は、母体や胎児の栄養の低下を招く危険性がある」
としています。
過剰摂取した場合、どうなるのかわかりませんが、
まったく摂らないというのはよくないようです。
怖い食中毒
妊娠中に注意しなければいけないのは「食中毒」。
脱水症状は母子ともに危険になり、下痢で腸のぜんどう運動が激しくなると
子宮収縮が誘発され、流産や早産となってしまうことがあります。
特に注意を呼び掛けられているのが、リステリア菌の感染。
リステリア菌感染の恐れがあるのは、
ナチュラルチーズなど殺菌していない乳製品
洗っていない野菜
菌がついた肉類などです。
日本では食品が原因のリステリア症は起きていないとされていまが、妊婦さんは特に用心するに越したことはありません。
結論
卵や牛乳を摂取したから、赤ちゃんがアレルギーになるということは、明らかになっていません。
アレルギーになることを心配し過ぎて、摂取しなことの方が問題になります。
ただし賞味期限が切れた卵を食べて、食中毒にならないように気を付けてください。
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