無洗卵について
卵は、日々の食卓に欠かせない食材の一つではないでしょうか。多くのご家庭で冷蔵庫にストックがあると思います。スーパーでは、様々な種類が販売されていますし、専門店や通販サイトなどで、「無洗卵」という表示を見かけることもあると思います。
無洗卵とは
無洗」というと、真っ先に思い浮かべるのが無洗米ではないでしょうか。一般的なお米は、炊く前にお米を研いでヌカを取り除く必要があります。無洗米は、ヌカがあらかじめ取り除かれているので研ぐ必要がありません。水を加えて炊くだけなので、水道代や時間の節約にもなり、多くの方が愛用しているのではないでしょうか。
一方、無洗卵は産み落とされてから洗われていないものを指します。産み落とされた直後の殻には、クチクラ層という層があり、孵化するまでの間、細菌の進入を防ぐ役割があります。一般的に販売されているものは洗浄されているものが多く、洗浄とともにクチクラ層も失われてしまいます。無洗の場合は、本来のバリア機能をそのままに販売されているということです。
当店の無洗卵
無洗の場合、洗浄していないのでその分汚れや細菌の付着が考えられます。孵化するまでの間の健康を保つために必要なクチクラ層ですが、私たちが口にする食材という面で、衛生的にあまり良くないと考えられており、今では洗浄されたものが一般的となっています。
水に溶けやすく洗うとすぐに失われてしまうクチクラ層。当店では、卵本来の抗菌力を失わないよう卵をあえて、洗わずに無洗でお届けしております。上記の通り衛生面が気になるという方もいるかもしれませんが、農場は鶏の健康や幸せを考慮した無公害鶏舎となっており、集卵は鶏の習性を活かして汚れない仕組みとなっております。
サルモネラ菌やカンピロバクター、その他雑菌は、何度検査しても検出されたことがありませんので、安心して召し上がっていただけます。(※保存期間中は洗浄不要ですが、運搬中や保存している間に何が殻表面に付着するかわかりません。そのまま割ってしまうと中身に付着してしまうこともありますので、調理前や卵を割る前には洗ってからご使用ください。)