卵のクオリティはニワトリの住環境で7割から8割決まります。次に大事なのがエサです。市販の配合飼料は成分規格のみで、その中身は何が入っているかわかりません。あかね農場では栄養バランスを考えた手作り飼料を使っています。つまんでご卵の味と色は市販の飼料では生み出せません。
卵の品質はエサが決め手
市販の配合飼料を使わない理由
市販の完全配合飼料を使えば、生産コストを低く抑えることができます。しかし、成分規格はわかっても何が入っているかわかりません。粗タンパク質を上げりために消化されない豚の毛が使われていることがあり、数値の上では十分でも体に良くない、意味のないものが含まれていることがあります。
栄養バランスを考えた配合
伝統的な昔ながらの米ぬかなどではカロリーが低すぎて使えません。カロリー、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど必要とされる成分を、ニワトリが必要とするだけきちんと与えないと、ニワトリは自分の体の成分を使ってまで、卵を産んでしまいます。
主原料は福岡県産飼料米
福岡県産飼料米を主原料に、非遺伝子組み換えトウモロコシや大豆かすなどを加えています。カロリーだけでなく「タンパク質」や「各種ビタミン」などもきちんと計算し配合。使用するのは自然農法などに使われる資材、海底岩塩などの天然資材のみです。
オレンジ色の黄身
卵の黄身は本来うすいレモン色です。黄身の色と栄養価には何の関係もありません。(参考:黄身の色は濃いオレンジ色の方が栄養価が高い?)
よく熟れた濃い色の果実を選ぶように、人は濃い色の食べ物を本能的に選択します。味は味覚だけで感じるわけではなく、視覚も重要な要素となります。色は卵の栄養価とはあまり関係がありませんが、つまんでご卵の黄身はオレンジ色にこだわっています。もちろん着色料ではなく、パプリカ抽出物質などを飼料にまぜることで、卵をより美味しいと感じられる「オレンジ色の黄身」を作り出しています。