あかね農場では生産性よりもニワトリにストレスを与えないことを最優先に考え、無公害鶏舎で平飼い飼育をしています。鶏のストレスが卵の品質などに影響します。一坪当たりのニワトリの飼育羽数は、一般的なケージ飼い養鶏場が約150羽、他の平飼い養鶏場では約40羽ですが、あかね農場は13羽と少ない羽数です。住居となる鶏舎は悪臭や害虫の発生しない無公害鶏舎になっています。
鶏のための最高の住環境づくり
ニワトリの群れを小さく
1つの鶏舎で1,000羽、1つの鶏舎を5部屋に区切り1部屋200羽飼育しています。ニワトリは群れが大きくなるとストレスを感じ、強いニワトリが弱いニワトリをイジメ始めます。弱いニワトリはクチバシでつつかれ、エサも食べられず衰弱していきます。ストレスを与えず最低限の卵の生産を確保するには200羽が適当な規模になります。
一坪当たり13羽
群れを小さくしても一坪当たりの飼育羽数が多ければ、自由に動くことができず名ばかりの平飼いになってしまいます。一坪当たりの飼育羽数は一般的なケージ飼いが約150羽、平飼い飼育の平均が約40羽です。あかね農場はわずか13羽の飼育です。十分な広さがあるため、ニワトリは自由に歩き走り回ることができます。
運動場付き鶏舎
鶏舎には自由に出入りできる運動場が付いています。走り回ったり、羽ばたいたり、日光浴したり、砂遊びしたりと、ニワトリは自由に過ごすことができます。このような環境で育ったニワトリは生理的に正常な下腹部の脂肪しかつかず、肝臓も肥大したり、脂肪肝にもなりません。つまんでご卵を産む鶏は、1日に1万歩ほど歩くので万歩鶏(まんぽけい)と呼んでいます。
悪臭や害虫が発生しない鶏舎
鶏たちの住居となる鶏舎は片流れの屋根で解放型。両方の壁にカーテンを張り、強風や雨の吹き込みを防ぐ、極めて風通しのよい構造になっています。鶏舎の床は雨が流れ込まないように盛り土をし、その上にモミガラを敷いています。その上を鶏たちが自由に動き回るので、糞尿などで床が濡れても乾きやすく、腐敗菌が活性化しないので悪臭はほとんど発生しません。腐敗臭がしないのでハエなどの害虫も寄ってきません。悪臭はニワトリにとってもつらいものです。 ニワトリの呼吸器官は人間よりも複雑で、空気が澱んでいると呼吸器疾患は重症化しやすくなります。風通しがよく綺麗な空気を維持できる鶏舎にしています。